マサハレル也のハレルヤ日記

趣味で小説のようなものを書いてます

忍び逢い~12~

耳たぶを愛撫し、髪を撫でながら首筋に唇を這わせる

「あっ、ダメ、、、」

亜美の口から洩れる吐息と共に喘ぎ声が何とも艶めかしい

攻める雄としての本能をさらに刺激されたマサハルはそのまま唇を求めようと近づける

がふいに顔を背ける亜美

「キスは、、、ダメ」

「どうして?」

「これは彼さんの、、、」

キスを拒まれるという思いもしない反応に一瞬ひるむマサハル

セックスにおいてキスは何よりも大切な行為、、、そう思っていたしキスをすることによって繋がりを感じ、同時に興奮度も高まるマサハルにとってそれは身体を拒まれるよりもショックな事

勿論、彼女の言い分というかキスへの抵抗という行為は頭では理解できた

出来たがやはり今は二人だけの空間であり流れでこうなった以上、開き直って楽しむのではないか

そんな風に勝手に解釈していた部分もあったのかもしれない

必死で、というよりもささやかに抵抗する亜美に対しやや強引に唇を奪うマサハルだったが、内心はその強引さにどこか後ろめたさも感じていた

そのまま胸元を揉みしだき、やがてその手は下の方へ、、、

パンツ(ズボン)の上から触れてもわかるくらいにその秘部はしっとりと湿り気を帯びているのを感じる

「ああっ、、、」

攻められるままに身を悶え、声を出す亜美ではあったが


「慌てないで、、、」

と優しく笑みを浮かべながらマサハルの身体を押しのけるとそのまま上からかぶさるような体勢に乗ってきた

圧し掛かられたままソファに身体を沈めるマサハル

亜美の顔がゆっくりと近づき、その唇が耳元までくるといきなり舌先が耳の中に滑り込む

「あっ、、、」

思いもしなかった亜美の攻め技に声が出てしまう

亜美の舌先で耳を舐められ身を任せるかのように腰が反応するマサハル

と反応を見るかのようにふいに顔を離す亜美

その表情はまさに獲物を捕らえたケモノのような笑みを浮かべていた

 

 

 

(つづく)